うつし臨床の詩学
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うつし臨床の詩学
みすず書房, 2005.9
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うつし : 臨床の詩学
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ウツシ リンショウ ノ シガク
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Description and Table of Contents
Description
多くのクライエントたちの訴えの背後にある目に見えないものに、どうすれば近づくことができるのか。絆や「ともにある」関係をつくるために、発生状態の主観性、自己性の創造的な回復をめざした「他者の私の生」を構成するためには、どのようなスタイルが大切なのだろうか。サイコセラピーの臨床場面で日々問われている問題を、著者は「うつし」という言葉をヒントに、多方向から考察する。そして、豊富な症例や幅広い文献から、実際的・文化論的に臨床現場のあり方をさぐっている。
Table of Contents
- 心で見るかんじんなこと
- 1 絆をつなぐ(うつし身;今を維持する力)
- 2 はじめの写し(体験の下地にふれる;はじまり ほか)
- 3 映し合う—感の世界(病いに隠されたゆめ;感情を映し返す ほか)
- 4 映し換える—反転(話しかけるとき私はそこにいない;その人の際)
- 5 移りゆきの時空(事と言が重なる;時間の影)
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