Bibliographic Information

サンカと三角寛 : 消えた漂泊民をめぐる謎

礫川全次著

(平凡社新書, 294)

平凡社, 2005.10

Title Transcription

サンカ ト ミスミ カン : キエタ ヒョウハクミン オ メグル ナゾ

Available at  / 87 libraries

Note

略伝・三角寛: p228-233

Description and Table of Contents

Description

サンカとは何か。それは実像なのか、虚像なのか、幻像なのか。これらの問いに正しく答えられる人物は、おそらく一人しかいない。山窩小説家、サンカ研究家として知られた三角寛である。三角は昭和初期にサンカに注目し、その存在を世に知らしめた。その後、サンカに関する情報を「独占」した彼は、昭和三〇年代にサンカの消滅を見届け、その歴史の終結を宣言した。これまでに語られたサンカ論の系譜を丹念にたどりながら、消えた漂泊民サンカ、そして三角寛という人物をめぐる謎に迫る。

Table of Contents

  • 序章 抗議する三角寛
  • 第1章 サンカとは何か
  • 第2章 説教強盗と三角寛
  • 第3章 犯罪集団としての「山窩」
  • 第4章 柳田國男が見た幻影
  • 第5章 サンカの発生
  • 第6章 三角寛、その知られざる一面
  • 第7章 『サンカ社会の研究』を読む
  • 終章 戦後の三角寛とサンカ研究

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

Page Top