複素多様体講義
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複素多様体講義
(シュプリンガー数学クラシックス, 第17巻)
シュプリンガー・フェアラーク東京, 2005.10
- Other Title
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Complex manifolds without potential theory
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フクソ タヨウタイ コウギ
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Note
原著第2版第2刷 (1995年, シュプリンガー・フェアラーク発行) の全訳
参考文献: p[91]-93, p[149]-152
Description and Table of Contents
Description
本書は、20世紀を代表する微分幾何学者の一人であり、チャーン類、チャーン‐ヴェイユの理論、チャーン‐サイモン不変量などにその名を残す数学者S.S.チャーン(1911‐2004)が、カリフォルニア大学で自ら講義した内容をもとに書き下ろした教科書である。本書では、複素多様体論の基本概念である、層、複素ベクトル束、その上の計量、接続、曲率などが簡潔に解説され、さらに、チャーン類の微分幾何的表示を与えるチャーン‐ヴェイユの理論、グラスマン多様体の幾何学から決まる普遍チャーン類との関連、そしてその理論の正則曲線への応用までが述べられている。形式的なディテールよりも、本質的な道筋と、興味のある結果そのものを明確に述べることに重点をおく一方、随所にかなり複雑でおもしろい計算を見出すことができる。創始者チャーンならではの快著である。
Table of Contents
- 第1章 定義と例
- 第2章 ベクトル空間上の複素構造とエルミート構造
- 第3章 概複素多様体と積分可能条件
- 第4章 層とコホモロジー
- 第5章 複素ベクトル束とその接続
- 第6章 正則ベクトル束と直線束
- 第7章 エルミート幾何学とケーラー幾何学
- 第8章 グラスマン多様体
- 第9章 グラスマン多様体上の曲線
- 付録 特性類の幾何学
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