千里眼事件 : 科学とオカルトの明治日本

書誌事項

千里眼事件 : 科学とオカルトの明治日本

長山靖生著

(平凡社新書, 299)

平凡社, 2005.11

タイトル別名

千里眼事件 : 科学とオカルトの明治日本

タイトル読み

センリガン ジケン : カガク ト オカルト ノ メイジ ニホン

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注記

主要参考文献: p204-205

内容説明・目次

内容説明

二十世紀を特徴づけるなら、自然科学の発展とともに、メディアが大衆を扇動する「噂と迷信の時代」ということができる。明治末期、人々の想像力の限界を試す「千里眼事件」が起きた。透視や念写ができる「超能力者」が現れ、世を騒がせたのである。その能力の実在を証明しようとしたのが、心理学者の福来友吉だった。錚々たる学者を前に公開実験が行われ、騒動は一層広がることになる。「千里眼事件」が社会に投げかけたものは一体何だったのか?この事件の顛末を通し、人間にとっての「認識」の意味を問う。

目次

  • 第1章 メディア時代の「科学」「新発見」
  • 第2章 「千里眼」の出現
  • 第3章 千里眼の「証明」
  • 第4章 社会的事件としての千里眼
  • 第5章 念写をめぐる論争
  • 第6章 スキャンダルと心霊への傾斜
  • 第7章 明治末期の「科学」の揺らぎ

「BOOKデータベース」 より

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