フィレンツェ共和国のヒューマニスト
著者
書誌事項
フィレンツェ共和国のヒューマニスト
(イタリア・ルネサンス研究 / 根占献一著, [正])
創文社, 2005.10
- タイトル別名
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Gli umanisti della Repubblica di Firenze
- タイトル読み
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フィレンツェ キョウワコク ノ ヒューマニスト
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注記
その他のタイトルは巻末p[1]より
索引: 巻末p7-28
一次文献:原典(イタリア・ルネサンス研究): 巻末p29-37
内容説明・目次
内容説明
イタリア・ルネサンス、そしてその中心となったフィレンツェ共和国(1282年〜1532年)。ギリシャ・ローマの古典文化との関連でこの間の歴史が考察されるが故に、ルネサンスという時代概念が用いられる。また今日ではこれと分離し難い概念として、ヒューマニスト(ウマニスタ)が存する。特定の時代に生まれ、やがてヨーロッパ各国で定着するが故に、人文主義者と邦訳せずに用いられる。ならば、共和国のルネサンスはいかにあり、同国のヒューマニストたちはいかなる人たちであったのか。これらを知るべく、レトリックと自由の意義が歴史的に探究され、文化と政治の担い手たちが群像豊かに叙述される。彼らは古典的教養(パイデイア、フマニタス)を積みながら、政府官房の公務に勤しむ点で異彩を放つ。研究史上の名高い概念、「市民的ヒューマニスト」と称されるのは彼らのことであり、公私にわたる彼らの活動が点描される。
目次
- 序論 ルネサンス文化の時代的特徴
- 第1章 レトリックの伝統と社会
- 第2章 一四〇〇年代フィレンツェ史論
- 第3章 共和政的自由と書記官長
- 第4章 メチェナティズモと知識人
- 第5章 メディチ体制下の市民的ヒューマニストと新文化
「BOOKデータベース」 より