医学は科学ではない
著者
書誌事項
医学は科学ではない
(ちくま新書, 572)
筑摩書房, 2005.12
- タイトル読み
-
イガク ワ カガク デワ ナイ
大学図書館所蔵 件 / 全171件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献一覧: 巻末
内容説明・目次
内容説明
患者は病気を治すために薬を飲む。医者は病状を良くするために治療をする。その根拠は科学的であると考えられているが、実際には曖昧であることが多い。なぜか。科学的データにもとづく「平均値治療」が奨励されているとはいえ、臨床の現場では、すべてを科学で解決できるとはかぎらないからだ。むしろ、患者のほうが非科学的な治療を望むことも多々ある。科学的データか患者の声か、その狭間でジレンマに陥る医療は、進むべき道をどこに探したらよいのか?本書では、現場の生々しい本音を紹介しながら、臨床医学の虚構を暴く。医の根源を見つめ、科学的根拠も経験も踏まえた、よりよい医療を模索する試み。
目次
- 第1章 統計学が医学なのか
- 第2章 医学は芸術であった
- 第3章 医者は科学的根拠で治療しているか
- 第4章 人間的だからこそ科学ではない
- 第5章 医学を科学と誤解する人たち
- 第6章 患者は医療に何を求めるのか
- 第7章 健康食品と代替医療
- 第8章 医学をどう考えるべきか
「BOOKデータベース」 より