カルチュラル・ポリティクス1960/70
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書誌事項
カルチュラル・ポリティクス1960/70
せりか書房, 2005.12
- タイトル別名
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Cultural politics
カルチュラルポリティクス196070
カルチュラル・ポリティクス : 1960/70
- タイトル読み
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カルチュラル ポリティクス 1960 70
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内容説明・目次
内容説明
戦後日本の思想史・文化史・生活史を空前の政治的季節である“1960/70”に照準して解読する—住むこと・ウーマンリブ・学生運動・あさま山荘事件・日本キリスト教・マンガ・現代思想・大阪万博・沖縄復帰・水俣病—「戦後」から「消費社会」への転換期の過酷な状況が生み出した切実なテーマをめぐって、“わたし”と“メディア”と“国土”が激しく揺れ動き、「理論/実践」という二分法と格闘する「思想」が真のリアリティを持っていた時代の風景を「“60/70”を知らない子どもたち」があざやかに描き直す。
目次
- 1 日常性・私・他者(日常生活批判の六〇/七〇年代;リブ前夜の倉橋由美子—女性身体をめぐる政治;大学紛争下、古井由吉の〈試行〉—極私と公共性、二極のリアル;宗教/批判の系譜—吉本隆明・田川建三・柄谷行人)
- 2 メディア・サブカルチャー・知(あさま山荘事件と「戦争」の変容—「メディア論」の現代史のために;読者共同体の想像/創造—あるいは、「ぼくらのマンガ」の起源について;盛り場の知・学校の知—安原顕の現代思想の七〇年代)
- 3 国土の弁証法(消失する万博・消費される問い—一九七〇年、大阪万博について;「復帰」をめぐる企て—「沖縄病」に表れた沖縄受容の作法;石牟礼道子と水俣—ゆらぐ〈共同体〉像)
- 終章 OVERVIEW 六〇/七〇の文化政治学—三つの問題系
「BOOKデータベース」 より