書誌事項

幹細胞の謎を解く

アン・B・パーソン [著] ; 渡会圭子訳 ; 谷口英樹監修

みすず書房, 2005.12

タイトル別名

The Proteus effect : stem cells and their promise for medicine

タイトル読み

カンサイボウ ノ ナゾ オ トク

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内容説明・目次

内容説明

幹細胞研究とは何だろうか。幹細胞研究の進展により、骨髄移植が白血病患者にもたらしたような特効薬的治療法が、他のさまざまな病気や障害についても得られる可能性があるという。その一方で、科学の進歩が既存の生命観・倫理の枠組みを侵犯する可能性の先端にあるのも、幹細胞の一種、ES細胞である。本書は、ヒドラの再生の観察に始まり、さまざまな幹細胞の発見‐樹立へ、そして骨髄移植・皮膚培養などの医療応用へと発展してきた研究分野を活写する。また、幹細胞がこれまでいくども研究者の認識を超えて新たな可能性を開示してきた経緯を知ることは、研究の意義や性格を考えるうえで欠かせない。医療応用の可能性についても、研究の現状をふまえ冷静な理解につながるよう配慮しながら紹介されている。

目次

  • 植物か動物か
  • マウス 129系統
  • 紫色の細胞
  • 培養皿にある謎
  • 胚の実験
  • カナリアの歌
  • ルイーズ・ブラウン誕生ののち
  • サルからヒトへ
  • 偉業を積み重ねて
  • 骨髄か脳か
  • 細胞交換の技術
  • 明日のその先

「BOOKデータベース」 より

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