大江戸曲者列伝
著者
書誌事項
大江戸曲者列伝
(新潮新書, 152,
新潮社, 2006
- 太平の巻
- 幕末の巻
- タイトル読み
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オオエド クセモノ レツデン
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年表あり
内容説明・目次
- 巻冊次
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太平の巻 ISBN 9784106101526
内容説明
出世になりふり構わなかった学者、イヌを食えといった町奉行、文化のパトロンになった汚職官僚、江戸城内のイジメ、ぶらぶら遊び暮らす幕末のパラサイト、災害速報で売り出した男…など四十五人。太平の世にもリスクはある。当人たちが大まじめに生きる姿は、傍目にはコミカルで、かつ物悲しい。歴史の素顔はゴシップに宿る。江戸時代二百五十年を“陰の声”で綴った無類に面白い人物誌。
目次
- 第1章 黎明(大学教授の元祖—林羅山;島原に死す—板倉重昌;将軍機関説—酒井忠清 ほか)
- 第2章 爛漫(世直し大明神—佐野政言;老中直属情報網—松平定信;スカトロ宴会—水上美濃守 ほか)
- 第3章 風雲(いつも万葉気分—平賀元義;江戸のリベラリスト—松崎慊堂;入墨判官—遠山金四郎 ほか)
- 巻冊次
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幕末の巻 ISBN 9784106101564
内容説明
ペリーに抱きついたマジメ学者、アメリカ女性にもてた少年通訳、先祖の悪名が気になる大名、殺しを愛した勤王家、机上作戦では必勝の指揮官、銃弾に散った旗本、クリカラモンモンの歩兵差図役…など三十八人。歴史変動は万人が避けられぬ巨大災害だ。切羽詰まった現場のナリフリ構わぬ姿にこそ人の器が出る。いかに土壇場を切り抜けたか、あるいは切り抜け損なったか。目が離せない幕末ドタバタ人物誌。
目次
- 第1章 急転(ことわられた密航—吉田松陰;ペリーに抱きついた男—松崎純倹;能ある鷹は爪を剥がす—岩瀬忠震 ほか)
- 第2章 狂乱(殺しのライセンス—岡田以蔵;昔はテロを辞さず—伊藤博文;幕末の二重スパイ—大庭恭平 ほか)
- 第3章 残影(クーデター大好き—岩倉具視;江戸城に放火せよ—伊牟田尚平;軍師の末裔—竹中重固 ほか)
「BOOKデータベース」 より