白樺派の作家たち : 志賀直哉・有島武郎・武者小路実篤

書誌事項

白樺派の作家たち : 志賀直哉・有島武郎・武者小路実篤

生井知子著

(和泉選書, 148)

和泉書院, 2005.12

タイトル別名

白樺派の作家たち : 志賀直哉有島武郎武者小路実篤

タイトル読み

シラカバハ ノ サッカ タチ : シガ ナオヤ アリシマ タケオ ムシャノコウジ サネアツ

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内容説明・目次

内容説明

志賀の幻の長編小説『時任謙作』の実態を新資料によって実証的に明らかにした他、全集を隅々まで丹念に読み込み、志賀の深層心理にまで踏み込むことで、「父との戦い」「自我貫徹」「調和的心境」といったキーワードで捉えられることの多い志賀文学のイメージを突き崩し、その本質を明らかにする。また、有島武郎、武者小路実篤についても新しい観点から作家の本質を突く、画期的な論考である。

目次

  • 第1章 志賀直哉(『原(ウル)「暗夜行路」』論;“補説”我孫子時代の回覧雑誌をめぐって;志賀直哉と父—『暗夜行路』を中心に;大正六年の志賀直哉—調和的心境という神話をめぐって;志賀直哉の潔癖症をめぐって)
  • 第2章 有島武郎(有島武郎論—その女性像をめぐって;有島武郎論—その幼児性をめぐって;『或る女』論)
  • 第3章 武者小路実篤(武者小路実篤試論—歌と欲望をめぐって;武者小路実篤論—意識・言葉・理屈と無意識・身体・心)
  • 第4章 志賀直哉とその周辺(有島武郎と志賀直哉—ある恋愛事件への反応をめぐっての一考察;志賀直哉と武者小路実篤—その友情のはじまりをめぐって;志賀直哉と太宰治—『如是我聞』の解釈の為に)

「BOOKデータベース」 より

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