アトムと寅さん : 壮大な夢の正体
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アトムと寅さん : 壮大な夢の正体
河出書房新社, 2005.12
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アトムと寅さん : 壮大な夢の正体
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アトム ト トラサン : ソウダイナ ユメ ノ ショウタイ
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Description
戦後が生み落とした二大叙事詩の比較解読。日本人の魂のユートピアを追求した手塚治虫『鉄腕アトム』と山田洋次『男はつらいよ』。涙と笑いにひそむ痛烈なアイロニー。果たして、漂泊するその心のありかは?マンガ・映画論客による渾身の痛快バトル。
Table of Contents
- アトムと人類(「僕の一生のテーマは差別です」—手塚治虫との出会い;「地球人のかわりに話しあいに来たのです」—サンフランシスコ講和条約とアトム大使;「あなたは人間です。だからわたしも人間だといってください」—悪夢と化したユートピアと人間の定義;「人類はまだまだほろびはしないでしょう」—永劫回帰と紙の幻術;「おい、畑はどうするんだ?」—手塚治虫との訣別)
- 寅さんと日本人(「てめえ、さしずめインテリだな」—罵倒の文法;「柴又の江戸川は黒海までつながる」—馬鹿の系譜と壮大の夢;「日本人は、みんなヤクザだ」—七〇年代映画と百恵神話;「寅さん!北朝鮮に行く」は、ありうるか?—アウトローと正義のゆくえ;「桜が咲いております。懐かしい葛飾の桜が…」—作られた下町と不登校)
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