アスベスト禍
著者
書誌事項
アスベスト禍
(集英社新書, 0324B)
集英社, 2006.1
- タイトル別名
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アスベスト禍 : 国家的不作為のツケ
- タイトル読み
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アスベストカ
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注記
主な参考文献: p220-221
内容説明・目次
内容説明
炸裂していた静かな爆弾。アスベスト(石綿)が人体と環境に残した負の遺産は、今や労災、公害の枠にはおさまらない国民的災害といえる。潜状期間が長い中皮腫、喫煙習慣の陰で見逃されていた可能性の高い肺がん。被害者救済新法の制定はされても、これまで流された涙、失われた命は戻らない。だが実はアスベストの危険性は七〇年代から指摘されていた。八〇年代には徹底除去するチャンスもあったはず。この数十年間企業と行政はいったい何をして、何をしてこなかったのか。本書はその経緯を辿り、大いなる看過と怠慢の問題点を浮き彫りにする。
目次
- 第1章 激動の二日間
- 第2章 魔法の鉱物の正体
- 第3章 狼狽と決断 職業病から公害へ
- 第4章 「公」に巣食うアスベスト
- 第5章 止まらぬ波紋
- 第6章 解体 廃棄 日常のアスベスト
- 第7章 時効 訴訟 少ない労災認定
- 第8章 遅れた規制 歪曲 怠慢 癒着
- 第9章 暗中模索 闘う人たち
- 第10章 見切り発車 アスベスト新法案、国会へ
「BOOKデータベース」 より