馬琴、滝沢瑣吉とその言語生活
著者
書誌事項
馬琴、滝沢瑣吉とその言語生活
至文堂, 2005.12
- タイトル別名
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馬琴滝沢瑣吉とその言語生活
- タイトル読み
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バキン タキザワ サキチ ト ソノ ゲンゴ セイカツ
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注記
馬琴、滝沢瑣吉略年譜: p350-353
参考資料: p358
内容説明・目次
内容説明
坪内逍遙『小説神髄』、一たび世にでて、壮大なロマンの世界は否定され、志厚い作家の意味は忘れ去られた。かかるとき八犬士を創造し、大伝奇の物語を一本の筆に托して江戸市民を興奮と読書の海に溺愛させた作家、滝沢馬琴。そのロマンの根本を厖大な日記、手紙にさぐって、作家の魂と言語生活の実態をあますところなく解明。言文一途の論、叫ばれて百余年、日本語は枯渇の道をひた走る。ここにあらためて、江戸知識人の豊かな語彙と堅実な表現の世界を明示し、日本語の伝統と革新の方向を探究する。
目次
- 口上—江戸の作家と言語生活と『日記』
- 自然と人事/宗伯の〓(いん)談・帰寧
- 改名と学芸を愛する人びと
- 果樹・花壇・菜園、カナアリヤ
- 住居空間の日常語
- 宗伯の代筆、演説/鎮帯、お路平産/うなぎ手形
- 家君御不例と薬の調剤
- 春画と春永、読書三昧
- 心得違いの挨拶、〓(よめ)と下女/判取帳・潤筆
- 『八犬伝』と医知識/吾山・羅文・笹屋の悴/看板彫刻〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より