物語世界における絵画的領域 : 平安文学の表現方法

書誌事項

物語世界における絵画的領域 : 平安文学の表現方法

川名淳子著

ブリュッケ , 星雲社 (発売), 2005.12

タイトル別名

物語世界における絵画的領域 : 平安文学の表現方法

タイトル読み

モノガタリ セカイ ニオケル カイガテキ リョウイキ : ヘイアン ブンガク ノ ヒョウゲン ホウホウ

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注記

博士論文 「平安文学と絵画」 (立教大学, 2003年提出) を増補改訂したもの

内容説明・目次

内容説明

事物としての絵画が、いかに絵画的な文学表象にまで導かれてゆくのか、そしてどのようにことばで組み立てられた固有のコスモロジーに組み込まれ、作品を突き動かしてゆく要素となってゆくのか、そのダイナミズムを明らかにしてゆきたいと思う。

目次

  • 序章 平安文学と絵画に関する問題提起
  • (『源氏物語』の遊戯—人物照射・コミュニケーション・“場”の形成;『紫式部日記』における絵画性—比喩表現に潜む意識)
  • 第1章 物語の生成に係わる絵画
  • (若紫の君—絵と雛遊びに興ずる少女;物語絵の女—“絵を見る心”の発動と物語の表現 ほか)
  • 第2章 絵画を享受する者たち(男たちの物語絵享受;垣間見の時空—男の視線・女の視線 ほか)
  • 第3章 日記文学の表現と絵画(行事記録における俯瞰的観察の表現;物語絵的時空の発見—行事記録体との相剋 ほか)
  • 結語 絵画から文学へ—絵画的イメージと物語の叙述

「BOOKデータベース」 より

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