「感動」禁止! : 「涙」を消費する人びと

書誌事項

「感動」禁止! : 「涙」を消費する人びと

八柏龍紀著

(ベスト新書)

ベストセラーズ, 2006.1

タイトル別名

感動禁止 : 涙を消費する人びと

タイトル読み

カンドウ キンシ : ナミダ オ ショウヒ スル ヒトビト

大学図書館所蔵 件 / 31

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注記

文献: p256-259

内容説明・目次

内容説明

「感動をありがとう!」「勇気をもらいました!」。そう言って涙を流すのが正常だといわんばかりに、屈託なく語る人びと…元々「感動」や「勇気」は与えられるものではなく、内発的に抱くものではなかったのか?だからこそ価値があったのではないか?一体、いつから「涙」は軽くなり、「感動」はお安いものになってしまったのだろうか?内実なき熱狂を買い求めるカラッポ人間が、なぜ多数派を占めるようになってしまったのか。「消費」をキーワードにニッポン社会の変遷から解き明かし、いまどきニッポンを社会哲学で鋭く考察する。

目次

  • 第1章 「感動」は奪われた—かくて「祭り」は消費された(「団塊世代」は「純愛」世代;親父たちはいつも保守的だ、と思っていた ほか)
  • 第2章 「感動」は量産される—「個性」は消費物である(個性が消費させられる;ジーンズと反体制とワタシ ほか)
  • 第3章 「感動」を買ったオンナは、しあわせか?—フェミニズムと消費の恋愛関係(オンナはしあわせになったか?;気分で選ぶオンナの子 ほか)
  • 第4章 残された「感動」の居場所—高度消費社会の「祭り」と「場」(わたしたちに居場所はあるのか;「かわいーいっ!」という叫び ほか)
  • 第5章 感心できない「感動させてくれ病」—「不満」を消費する人びと(無自覚なエゴイズム;関係ないから ほか)

「BOOKデータベース」 より

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