「核」論 : 鉄腕アトムと原発事故のあいだ
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書誌事項
「核」論 : 鉄腕アトムと原発事故のあいだ
(中公文庫, [た-70-3])
中央公論新社, 2006.2
- タイトル別名
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核論 : 鉄腕アトムと原発事故のあいだ
- タイトル読み
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カク ロン : テツワン アトム ト ゲンパツ ジコ ノ アイダ
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注記
勁草書房2002年刊行書に若干の加筆・修正をしたもの
内容説明・目次
内容説明
唯一の被爆国でありながら、「豊かさ」への渇望ゆえに核の力を借りる選択をした日本。核の傘の下で平和憲法を制定する「ねじれ」からはじまったその戦後。推進/反対どちらにも寄らずに、原子力に関わったさまざまな人物や、社会の価値観を可視化する文化的現象を迫った「各」論の集積が、混迷する戦後日本の姿を浮き上がらせる。
目次
- はじめに—一九四六年のひなたぼっこ(ただし原子力的日光の中での)
- 一九五四年論 水爆映画としてのゴジラ—中曾根康弘と原子力の黎明期
- 一九五七年論 ウラン爺の伝説—科学と反科学の間で揺らぐ「信頼」
- 一九六五年論 鉄腕アトムとオッペンハイマー—自分と自分でないものが出会う
- 一九七〇年論 大阪万博—未来が輝かしかった頃
- 一九七四年論 電源三法交付金—過疎と過密と原発と
- 一九八〇年論 清水幾太郎の「転向」—講和、安保、核武装
- 一九八六年論 高木仁三郎—科学の論理と運動の論理
- 一九九九年論 JCO臨界事故—原子力的日光の及ばぬ先の孤独な死
- 二〇〇二年論 ノイマンから遠く離れて
「BOOKデータベース」 より