イギリス文学のなかにスポーツ文化を読む

書誌事項

イギリス文学のなかにスポーツ文化を読む

稲垣正浩著

(スポーツ学選書, 17)

叢文社, 2006.2

タイトル読み

イギリス ブンガク ノ ナカ ニ スポーツ ブンカ オ ヨム

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注記

引用図書一覧: p240-241

内容説明・目次

内容説明

「イギリス文学」という国別のくくりをしてみると、他の国にはない「スポーツ文化」が見えてくる。一つひとつテクストを読み解きながら「スポーツ文化」の新しい発見に出会うたびに、それまでの「スポーツ」に関する情報は、あまりにも貧困であったことに気づかされる。それはスリルに満ちた一種の冒険である。「スポーツとはなにか」という根源的な問いがますます面白くなる。その面白さを味わってもらいたい。

目次

  • 『高慢と偏見』—カントリー・ジェントルマンの社交の世界
  • 『トム・ジョウンズ』—「スポーツマンシップ」という言葉の初出小説
  • 『トム・ブラウンの学校生活』—ラグビー・フットボールの原風景
  • 『ヘンリ・ライクロフトの私記』—古き良き時代の精神と「科学」の狭間で
  • 『シャーロック・ホームズの帰還』—シャーロック・ホームズはジュウジュツと拳闘の名手
  • 『探偵は絹のトランクスをはく』—1890年代、ロンドンの懸賞ボクシング試合
  • 『少年』—イートン・ファイヴズの名手だった作家の記憶
  • 『完訳・チャタレイ夫人の恋人』—「セックスはスポーツである」ことの根拠
  • 『1984年』—社会主義国家に管理される「身体」
  • 『ウィンブルドン』—テニスは生き方であり、舞台であり、芸術である
  • 『十二本の毒矢』—「運命は審判であり、希望はボールである」
  • 『長距離走者の孤独』—スポーツの論理に目覚めた少年の「独立宣言」
  • 『イルカを追って』—自然と一体化するスポーツの可能性

「BOOKデータベース」 より

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