連語論と統語論
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連語論と統語論
至文堂, 2006.3
- タイトル読み
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レンゴロン ト トウゴロン
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内容説明・目次
内容説明
奥田靖雄の連語論とクリモフの内容類型学—活格構造論に深く共鳴し、みちびかれながら研究活動を続ける著者の送る一冊。標準語の文法事実だけでなく、方言に現れる文法現象にも常に注意をむけ、日本語の文法構造の多様さをとらえようとする。日本語の未開拓の研究分野に果敢に挑み、まだこういう研究領域があると、これからの日本語研究者に元気を送る一冊。
目次
- 単語・連語・慣用句
- 連語論のかんがえかた
- に格の名詞と形容詞とのくみあわせ—連語の記述とその周辺
- 連語の記述をめぐって—奥田靖雄「を格の名詞と動詞とのくみあわせ」にまなぶ
- なづけの単位としての連語
- 「連語」概念の発達
- 連語のくみたてにくわわる名詞—名詞のハダカ格・ガ格のあつかいをめぐって
- 琉球方言の主格表現の問題点—岩倉市郎『喜界島方言集』の価値
- 「能格」現象と日本語—琉球方言のばあい
- 「行為動詞」おぼえがき—三上章説の点検
- 「現象文」のこと
- 琉球方言と中国語—クミタテのつきあわせから
- ヴォイスをどうとらえるか
- 品詞と文の部分
- 変形をめぐって
「BOOKデータベース」 より