「分かりやすさ」の罠 : アイロニカルな批評宣言
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書誌事項
「分かりやすさ」の罠 : アイロニカルな批評宣言
(ちくま新書, 596)
筑摩書房, 2006.5
- タイトル別名
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分かりやすさの罠 : アイロニカルな批評宣言
- タイトル読み
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ワカリヤスサ ノ ワナ : アイロニカル ナ ヒヒョウ センゲン
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内容説明・目次
内容説明
「分かりやすさ」という名の思考停止が蔓延している。知識人ですら、敵か味方かで「世界」を線引きする二項対立図式にハマり込んでいる。悪くすると、お互い対立する中で「敵」の思考法が分かるようになり、「敵」に似てきてしまう。こうした硬直した状況を捉え直す上で、アイロニカルな思考は役に立つ。アイロニーは、敵/味方で対峙する。“前線”から距離を置き、そこに潜む非合理な思い込みを明らかにする。本書はソクラテスやドイツ・ロマン派、デリダなどアイロニカルな思考の系譜を取り出し、「批評」の可能性を探る刺激的な一書である。
目次
- 序 カンタン系化するニッポンの思想
- 第1章 「二項対立」とは何か?
- 第2章 哲学に潜む「二項対立」の罠
- 第3章 ドイツ・ロマン派の批評理論
- 第4章 「アイロニー」をめぐるアイロニー
「BOOKデータベース」 より