統治の諸規則
著者
書誌事項
統治の諸規則
慶應義塾大学出版会, 2006.5
- タイトル別名
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Al-Aḥkām al-Sulṭānīyya wʾal-Wilāyāt al-Dīnīyya
Al-Aḥkām al-sulṭānīya wa-l-wilāyā al-dīnīya
- タイトル読み
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トウチ ノ ショキソク
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注記
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原著(Muṣṭafā al-Bābī al-Ḥalabī, 1960)の翻訳
協力: 日本イスラム協会
内容説明・目次
内容説明
中世イスラーム国法学の祖、アル=マーワルディー(974年‐1058年)の代表的著作。マーワルディーは、本書において、スンナ派神学のイマーム(カリフ)制というシャリーアに適う君主制度を、統治契約の合法的な締結形式として法学的に定式化した。また、その君主制度を持つ統治システム(国家)の正統性の源としてのシャリーアの施行の重要性を説き、統治にかかわるシャリーアの施行の中核は、理念そのものよりも実際の運用と執行にあると唱えた。マーワルディーは、本書によって、預言者ムハンマドの正統な後継者としてのイマームの正当性を根拠とする法理論を樹立し、イスラーム法学の礎を築いた。
目次
- イマーム制の締約
- ワズィールの任命
- 地方のアミールの任命
- ジハード(聖戦)の司令官の任命
- 公共の安寧のための戦争の司令官
- 司法
- 不正の監督
- 高貴な血統の人たちにたいするナキーブ制度
- 礼拝のイマームの任務
- 巡礼の引率
- サダカの管理
- ファイとガニーマの分配
- ジズヤとハラージュの課税
- 地域によって異なる規則
- 不毛地の開墾と水の開掘
- 保留地と(土地や場所の)一時使用権
- イクターの諸規則
- ディーワーン(官庁)の設置と規則
- 犯罪についての諸規則
- ヒスバの諸規則
「BOOKデータベース」 より