水滴系のカオス
著者
書誌事項
水滴系のカオス
岩波書店, 2006.5
- タイトル別名
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The dripping faucet as a model chaotic system
- タイトル読み
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スイテキケイ ノ カオス
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注記
博士論文をもとにしたもの
関連図書および著者による注: p91-94
さらに学ぶために: p99-100
内容説明・目次
内容説明
蛇口からしたたる水滴の落下は日常よく目にする現象である。この水滴系は実験が容易なよいモデルシステムであり、流量を変化させるとカオスへの遷移や分岐、ヒステリシス、多安定構造といった多様な非線形現象が観察される。情報理論を用いて力学系の予測可能性を考察し、系の情報量、エントロピーという2つの不変量を実験データに基づいて計算する。非線形動力学、複雑系などの分野の起点となった代表的カオス研究。
目次
- 序
- 実験
- モデルと実験データの概略
- 現象論
- アナログモデル
- 情報理論と力学系
- 最小情報分布
- 予測可能性
- 写像のエントロピー
- ノイズと力学系
- 系に蓄えられる情報量
- 実験データ
- 情報損失率
- 決定論とエントロピー
- 観測に伴うノイズ
- 記号力学
- モデル化の限界
- 良いモデルとは?
- モデル化の不可能性
- 結び
「BOOKデータベース」 より