日本中世に何が起きたか : 都市と宗教と「資本主義」
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日本中世に何が起きたか : 都市と宗教と「資本主義」
(MC新書, 002)
洋泉社, 2006.5
- タイトル読み
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ニホン チュウセイ ニ ナニ ガ オキタカ : トシ ト シュウキョウ ト シホン シュギ
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注記
解説: 保立道久
内容説明・目次
内容説明
著者にとって大きな研究課題であった日本中世の宗教と経済活動の不思議な関係。高校教諭時代の教え子に、「なぜ平安末・鎌倉時代にかけてすぐれた宗教者が輩出したのか」と問われて30年。網野は、『蒙古襲来』『無縁・公界・楽』『日本中世の非農業民と天皇』等々と話題作を次々と世に送り出してきた。その研究の過程で見えてきたのは、「無縁」の極地にある貨幣の存在、「神」へ捧げる利子といった「資本主義」の源流ともいうべき世界だった。経済活動と宗教者との関わりを解明し、中世社会の輪郭を鮮明に描いた秀作。
目次
- 1 境界(境界に生きる人びと—聖別から賎視へ;中世の商業と金融—「資本主義」の源流;市の思想—対談者・廣末保氏)
- 2 聖と賎(中世における聖と賎の関係について;中世における悪の意味について)
- 3 音と声(中世の音の世界—鐘・太鼓・音声)
- 4 宗教者(一遍聖絵—過渡期の様相)
「BOOKデータベース」 より