平安貴族のシルクロード
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書誌事項
平安貴族のシルクロード
(角川選書, 397)
角川学芸出版 , 角川書店 (発売), 2006.8
- タイトル読み
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ヘイアン キゾク ノ シルク ロード
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注記
参考文献一覧: p203-206
内容説明・目次
内容説明
平安時代の王朝貴族は、中国の歴史書から、舞楽から、見たこともないシルクロードを想像し憧れていた。『竹取物語』でかぐや姫が五人の求婚者に求めたものは、すべてシルクロードの産物であった。琴の秘曲伝授を中心に描かれる『宇津保物語』は、ペルシアへの漂着、生命の木など、オリエンタルな話題が満載された、アラビアン・ナイトのような物語であった。日本古来の文化によって成り立っていると思われがちな王朝物語を、世界史的観点で捉え直す。
目次
- プロローグ 平安のシルクロードへ
- 1 シルクロードの秘宝に憑かれた男たちの話—『竹取物語』の男たち(ペルシアにある仏鉢に憑かれた男の巻;エリュトゥラー海彼方の島にある珠の枝に憑かれた男の巻;ローマ帝国産アスベスト製衣に憑かれた男の巻;西アジアの竜の首の珠に憑かれた男の巻 ほか)
- 2 シルクロードに彩られた王朝貴族の話—『宇津保物語』の清原俊蔭一門(宝蔵の巻;俊蔭波斯国漂着の巻;ペガサスの巻;樹下楽人の巻 ほか)
- エピローグ シルクロード古譚の東進
「BOOKデータベース」 より