原理主義から世界の動きが見える : キリスト教・イスラーム・ユダヤ教の真実と虚像

書誌事項

原理主義から世界の動きが見える : キリスト教・イスラーム・ユダヤ教の真実と虚像

小原克博, 中田考, 手島勲矢著

(PHP新書, 419)

PHP研究所, 2006.10

タイトル別名

原理主義から世界の動きが見える : キリスト教イスラームユダヤ教の真実と虚像

タイトル読み

ゲンリ シュギ カラ セカイ ノ ウゴキ ガ ミエル : キリストキョウ イスラーム ユダヤキョウ ノ シンジツ ト キョゾウ

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内容説明・目次

内容説明

9・11から丸五年。「原理主義」は独善的・排他的・好戦的なテロ集団との負のイメージで語られる。しかし、原理主義はほんとうに悪の根源なのか?ますます激化する宗教間紛争や宗教内対立。欧米とイスラーム、あるいはイスラエルの間には、乗り越えがたい「原理」の壁がある。宗教に疎い日本人には、多神教の寛容さを礼讃し、一神教の冷酷さを批判する風潮があるが、それほど安直な図式ではもはや世界の動きは読み解けない。国際情勢を左右する三つの一神教と比較分析、時代を見る目を養う原理主義理解の決定版。

目次

  • 第1章 なぜいま「原理主義」を問うのか?—原理主義と一神教によって開かれる問題の地平(「一神教」を理解するための基礎知識;「原理主義」を理解するための基礎知識)
  • 第2章 座談会 日本人にとっての原理主義
  • 第3章 キリスト教と原理主義—変遷する原理の過去と未来(「原理主義」に対する現代的理解;「原理主義」が生まれる歴史的な背景;社会に認知される「原理主義」;福音派と宗教右派;原理主義の過去と未来—変遷する原理)
  • 第4章 イスラーム原理主義—歪められた実像(「イスラーム原理主義」という概念;「ウスーリーヤ(原理主義)」と「ウスール学派」;イスラームにおける権威の構造;イスラームにおける「聖典」—クルアーンとハディース;「イスラーム原理主義」再考)
  • 第5章 ユダヤ教と原理主義—シオニズムの源流を求めて(ユダヤ学の文脈から「原理主義」を読み解く;預言の終焉と聖典の成立—ユダヤ教における原理の誕生;シオニズムの源流—ふたたび「祈り」から「行動」へ)

「BOOKデータベース」 より

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