オットー・ハーン : 科学者の義務と責任とは
著者
書誌事項
オットー・ハーン : 科学者の義務と責任とは
(World physics selection : biography)
シュプリンガー・ジャパン, 2006.9
- タイトル別名
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Otto Hahn : achievement and responsibility
Schuld und Verantwortung : Otto Hahn, Konflikte eines Wissenschaftlers
オットーハーン : 科学者の義務と責任とは
- タイトル読み
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オットー ハーン : カガクシャ ノ ギム ト セキニン トワ
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注記
年表: p[277]-286
原書(ドイツ語)英訳本からの翻訳
内容説明・目次
内容説明
捕虜となった10人のドイツの科学者たちは、盗聴されているとも知らず、広島への原爆投下を知らせるラジオのニュースに動揺し、感情を高ぶらせながら議論した。ハイゼンベルクはドイツの原爆研究が推進されなかったことを悔やんだ。ヴィルツは、ドイツに原爆があったら、降伏の時によりよい条件で交渉できたはずだ、などという意見を吐いた。ゲルラッハも同じように考えていた。このときハーンは「われわれは、それを造らなくてよかった」と言った。かつての同僚マイトナーとの確執、ナチス政権下でのウラン計画への参加、広島・長崎への原爆投下に対する道義的責任など、ハーンにとってウランは呪いのようなものでもあった。新発見の資料や研究成果をもとに、科学者の仕事とは、そして責任とは何かを考えるための好著。
目次
- 原子爆弾とノーベル賞
- 少年時代、勉強、最初の見習い期間
- 自然科学への目覚め
- はじめての科学的発見
- ベルリン大学での研究
- カイザー・ヴィルヘルム協会
- 第一次世界大戦
- 原子研究者たちにとっての新しい成功
- 国家社会主義(ナチズム)—ドイツ科学の凋落
- 93番元素をめぐる論争
- ウラン原子の分裂
- ヒトラーの原子爆弾の脅威
- アメリカの超爆薬ウラン
- 原子科学者たちの捜索
- 偏見に満ちた世界
- 原爆外交
- 良心と政治の葛藤
- ゲッティンゲンの18人の要求
- 核兵器の実験と核の均衡に反対して
- 年表
「BOOKデータベース」 より