改稿玉手箱と打出の小槌
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改稿玉手箱と打出の小槌
(和泉選書, 153)
和泉書院, 2006.10
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玉手箱と打出の小槌 : 改稿
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カイコウ タマテバコ ト ウチデ ノ コズチ
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Description and Table of Contents
Description
「浦島太郎」と「一寸法師」の最終場面に登場する「玉手箱」と「打出の小槌」—この二つの小道具は、それぞれの話を締め括る重要な働きをしている。玉手箱は、浦島太郎を一瞬で年寄らせ、乙姫様との絶縁を完遂させる。打出の小槌は、一寸法師の背を引き伸ばしお姫様と結ばれる条件を整える。しかし、これらの小道具が、なぜ、どのようにして、この重要な役割を果たしているのか、よく考えてみると、どうも不思議なことが多い。これらの本来のあり方を、昔話の変遷の中から探る。
Table of Contents
- 序章 語ることと書くこと(古代日本語と文字;無文字から文字使用の時代へ ほか)
- 第1章 浦島物語の諸相(浦島物語の資料;浦島物語における場 ほか)
- 第2章 神婚物語の発端と結末(幸運を掴む条件;古代の論理 ほか)
- 第3章 神婚物語の変貌(神格の下落;人間の優位 ほか)
- 第4章 成り上がりの完成(悪人一寸法師;成り上がり ほか)
- 終章 浦島太郎と一寸法師の間(神婚物語の生涯;浦島物語と一寸法師物語の変貌)
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