老いるということ
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老いるということ
(講談社現代新書, 1865)
講談社, 2006.11
- タイトル読み
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オイル ト イウ コト
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注記
引用・参考文献: p230-232
内容説明・目次
内容説明
これまでにない長い老後を生きる時代が到来した現代、人は老いとどのように向き合えばいいのか。さりげない表現の中に現代日本人の老いを描く幸田文。老いの悲惨な側面から目を逸らさず生きた耕治人。島崎藤村が綴る老後の豊富さと老いることの難しさ。伊藤整が光を当てた老いの欲望と快楽。伊藤信吉が記す九十代の老年詩集…。文学作品・映画・演劇に描かれたさまざまな老いの形をとおして、現代に生きる者にとっての“老い”の意味と可能性を追究する。
目次
- 老いの長さ・老いる場所
- 古代ローマの老い—キケロー『老年について』をめぐって
- 二十世紀イギリスの老い—E.M.フォースター「老年について」の発想
- 老いの伝承—深沢七郎「楢山節考」の伝えるもの
- 老いと時間—「ドライビング・ミス・デイジー」の場合
- 老いの年齢—マルコム・カウリー『八十路から眺めれば』の示唆
- 老いの形—幸田文の随筆から
- 老いの現在・老いの過去—映画「八月の鯨」の表現するもの
- 老いと病—耕治人の晩年の三作より
- 老いの完了形と老いの進行形—芥川龍之介「老年」、太宰治『晩年』の視点
- 老いる意志—島崎藤村の短文から
- 老いと性—伊藤整『変容』の問題提起
- 老いの温もり—萩原朔太郎のエッセイと伊藤信吉の老年詩集から
- 老いのまとめ
「BOOKデータベース」 より