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ヨーロッパを見る視角

阿部謹也著

(岩波現代文庫, 社会 ; 145)

岩波書店, 2006.12

タイトル読み

ヨーロッパ オ ミル シカク

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注記

岩波書店(1996.3)刊の文庫化

内容説明・目次

内容説明

十一世紀以前においては、日本と同様な「世間」が存在していたヨーロッパが、なぜ個人を重視する社会へと転換したか。個人の誕生の背景には何が存在していたか。恋愛の成立、市民意識の形成というヨーロッパ社会の基底に関わる諸事象を、日本社会との比較史的考察を通じて明快に解明する。長年の西洋中世史研究と日本社会論との鮮やかな連結。

目次

  • 第1講 「世間」からの離陸(ヨーロッパを見る二つの視角;日本はヨーロッパとは異質の世界 ほか)
  • 第2講 個人の成立(日本での個人とヨーロッパでの個人;乳離れできない親子 ほか)
  • 第3講 恋愛の成立と新しい男女関係(十二世紀に成立した恋愛;中世の貴族の生活 ほか)
  • 第4講 市民意識の成立(内在的理解;市民とは何か ほか)
  • 第5講 キリスト教と伝統社会(エリート文化の発生—「礼儀」という概念;下品なものの排除 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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