北一輝
著者
書誌事項
北一輝
(ちくま学芸文庫, [ワ-11-1])
筑摩書房, 2007.2
- タイトル読み
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キタ イッキ
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注記
北一輝年譜: p369-372
1985年4月刊の朝日選書版を底本とした
内容説明・目次
内容説明
二十三歳で、明治天皇制国家の本質を暴き、鋭く批判した大著『国体論及び純正社会主義』を発表して識者を震撼させた北一輝。のち『日本改造法案大綱』を著して、二・二六事件を引き起こす青年将校運動の黒幕と目され刑死する。以来、北に対する評価は毀誉褒貶あい半ばする。はたして、北一輝とは何者なのか。本書は、多くの北一輝論とは違い、「日本コミューン主義者」として第二維新革命のテーマにもっとも近代的、かつもっともよくできた解を提出した思想家ととらえ、この近代日本最大の政治思想家の真実像を描いた、夙に名著の誉れ高い労作。第33回毎日出版文化賞受賞作品。
目次
- 佐渡
- 早熟の魔
- 貧と戦闘の運命
- 詩と性愛と大義と
- 人類史総括の思想
- 天皇制止揚の回廊
- 第二革命の論理
- 西郷党の落し子
- 中国革命の虹
- 革命帝国の幻影
- 擬ファシストへの道
- 順逆不二の法門
「BOOKデータベース」 より