書誌事項

われらはみな、アイヒマンの息子

ギュンター・アンダース著 ; 岩淵達治訳

晶文社, 2007.2

タイトル別名

Wir Eichmannsöhne

われらはみなアイヒマンの息子

タイトル読み

ワレラ ワ ミナ アイヒマン ノ ムスコ

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注記

原著第3版 (München : C. H. Beck, c2001) の翻訳

解説: 高橋哲哉

内容説明・目次

内容説明

ナチスドイツのユダヤ人大虐殺の責任者と目されたアドルフ・アイヒマン。本書は、その息子クラウスにあてた哲学者の公開書簡である。今日、世界中が最大の成果と効率をめざし、人々は経済活動に駆り立てられている。世界がひとつの「機械」になるとき、人間は機械の「部品」となり、良心の欠如は宿命だろう。かつてアイヒマンは、「自分は職務を忠実に果たしただけだ」と言った。はたしてわれわれにアイヒマン的世界から脱け出すチャンスはあるのだろうか?だれもが「アイヒマン」になりうる不透明な時代に輝きを放つ、生涯をかけた思索。

目次

  • クラウス・アイヒマンへの公開書簡(二度の喪失;もっと多くの喪失;尊敬がないところには哀悼も生まれない;人を尊敬する者のみが尊敬を受けることができる;怪物的なもの;暗い世界;地獄のような法則 ほか)
  • クラウス・アイヒマンへの第二の書簡(無関心に反対する)

「BOOKデータベース」 より

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