読書の学
著者
書誌事項
読書の学
(ちくま学芸文庫, [ヨ-3-5])
筑摩書房, 2007.4
- タイトル読み
-
ドクショ ノ ガク
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注記
「吉川幸次郎全集」第25巻(1986年6月筑摩書房刊)を底本とした
内容説明・目次
内容説明
言語は、事実のコミュニケーションのための媒体であるばかりではない。言語自体がまた人間的事実であり、そこに集約されている著者の態度が精密に読み込まれてはじめて、読むことは十全な読書となる。論語・史記から契沖、宣長、徂徠にいたるまで、漢籍や和書を縦横にし、著者の内部に生起し蓄積する感情・思考・論理を通して内的事実に降り立つ実践を展開する。事実に触発される意識をたどり、読書論を超えて学問論にいたる。著者の悠然たる文学的逍遙につき随って、その思考の筋道をつぶさに経験する一巻。
「BOOKデータベース」 より