パトロンたちのルネサンス : フィレンツェ美術の舞台裏
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書誌事項
パトロンたちのルネサンス : フィレンツェ美術の舞台裏
(NHKブックス, 1083)
日本放送出版協会, 2007.4
- タイトル別名
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パトロンたちのルネサンス : フィレンツェ美術の舞台裏
- タイトル読み
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パトロン タチ ノ ルネサンス : フィレンツェ ビジュツ ノ ブタイウラ
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注記
引用・参考文献: p218-220
内容説明・目次
内容説明
わたしたちはウフィツィやルーブルで名画を前に歓喜に包まれ、至上の美を創作した芸術家の心情に思いを寄せ、ロマンチックな想像の翼を広げる。しかし、それはあまりに近代的な鑑賞法に馴れ親しんだ結果ではないのか?たしかに、近代の作品は芸術家の詩情の発露として創作されるが、ルネサンス時代の芸術はパトロンが発注するものだった。最初に設置された場所、描かれた人々、報酬等をつぶさに見ることで、作品をパトロンの見識と審美眼、経済力の象徴として捉え直し、さらに当時の画家・彫刻家の社会的位置などを考慮することで、おなじみの作品が全く違って見えてくる。裏面からみる、新しい美術史の試み。
目次
- 序章 奇跡の都市、フィレンツェという舞台
- 第1章 大聖堂の影のもと
- 第2章 威信を競い合った同職組合
- 第3章 金持ち商人たちの礼拝堂
- 第4章 「祖国の父」コジモ・デ・メディチ
- 第5章 メディチ家の「黄金時代」
- 第6章 「黄金時代」のパトロン群像
- 第7章 炎の共和国
- 終章 フィレンツェ共和国の最期
「BOOKデータベース」 より