ひとりぼっちのジョージ : 最後のガラパゴスゾウガメからの伝言
著者
書誌事項
ひとりぼっちのジョージ : 最後のガラパゴスゾウガメからの伝言
早川書房, 2007.4
- タイトル別名
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Lonesome George : the life and loves of a conservation lcon
- タイトル読み
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ヒトリボッチ ノ ジョージ : サイゴ ノ ガラパゴス ゾウガメ カラノ デンゴン
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注記
参考文献: p261-278
内容説明・目次
内容説明
南アメリカの西、およそ1000キロ沖に位置するガラパゴス諸島。ながらく人の手が入ることのなかったこの楽園は、島ごとに独自の進化をとげた特異な動物相・植物相に溢れ、ダーウィンが進化論を着想するきっかけとなった。そんなガラパゴスの特徴的な動物の一つがゾウガメだ。だが、近海で操業する捕鯨船に数世紀にわたって食糧として乱獲され、ゾウガメは激減する。なかでもピンタ島では、20世紀初頭に標本にされた数頭を最後に、姿を消したと思われていた。しかし、1971年、偶然一頭のオスが発見される。保護されたそのゾウガメは、その孤独な身の上と世捨て人を思わせる風情から、「ロンサム(ひとりぼっちの)・ジョージ」と呼ばれるようになった。以来、ジョージは現在にいたるまでガラパゴスの観光の目玉、自然保護のシンボルとして、世界じゅうの人々に愛されている。だが、ジョージの来し方を辿り、生物学的特徴を検証すると、彼の驚くべき真実が明らかになる…。歴史とDNAに刻まれた「過去」から、最先端の生物学によって創造される「未来」まで、そして、小さな島の生態系から世界的な環境問題まで、一頭のゾウガメをめぐって自在なスケールで語られる人と自然の物語。
目次
- プロローグ 自然保護の象徴
- 発見
- ロンサム・ジョージのガールフレンド
- 種の起源はどこに
- 進化の海を漂う
- 人間という罠
- ナマコ戦争
- ピンタ島の謎
- 連れ去られた仲間たち
- 島へ帰る日
- 生命への介入
- クローンとキメラ
「BOOKデータベース」 より