接続する中也
著者
書誌事項
接続する中也
笠間書院, 2007.5
- タイトル別名
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The generative connections with Chuya
中也 : 接続する
- タイトル読み
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セツゾク スル チュウヤ
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内容説明・目次
内容説明
中也詩をテクストとして従来の作家論から切断する、あるいは非文学的領域と接続させる。中也詩とそれをめぐる様々な事象との接続、切断とを繰り返し「文」学の内包する自己矛盾、あるいは「文学」学ともいうべき「文学」そのものへの切開を試みる。中也詩を通して「文学」の内部にまで接続の触手をのばしていく。
目次
- “接続”する中也・“切断”される中原—序章にかえて
- 第1部 社会から詩人へ—言文一致政策と詩人たち(中也詩における語り手とは—「春日狂想」を視座にして;言文一致の忘れ物—敬体の言文一致文体をめぐって;新吉と中也のダダイズム—文体意識をめぐって)
- 第2部 「接続」する中也、「切断」される中也(再考、中也の詩的出発点論争—「詩的履歴書」をめぐって;中也詩の“述志”の系譜—「春の日の夕暮」から『山羊の歌』へ;失われた可能性—「朝の歌」をめぐって)
- 第3部 詩人から社会へ—インターテクスチュアリティの可能性をめぐって(「言葉なき歌」との対話のために;作家論的磁場を越えて)
「BOOKデータベース」 より