植民地朝鮮/帝国日本の文化連環 : ナショナリズムと反復する植民地主義

書誌事項

植民地朝鮮/帝国日本の文化連環 : ナショナリズムと反復する植民地主義

趙寛子著

有志舎, 2007.6

タイトル別名

植民地朝鮮帝国日本の文化連環 : ナショナリズムと反復する植民地主義

タイトル読み

ショクミンチ チョウセン テイコク ニホン ノ ブンカ レンカン : ナショナリズム ト ハンプク スル ショクミンチ シュギ

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注記

学位請求論文「『反』帝国主義の文化と歴史 : 戦間期の帝国日本と植民地朝鮮の言説空間」 (東京大学, 2003年) をもとに全面的に書き改めたもの

内容説明・目次

内容説明

「帝国」の知と植民地の「知」はいかに連環していたのか。日中戦争期に展開された朝鮮知識人の言論・文化活動を中心に、帝国日本と植民地朝鮮のナショナリズムが敵対しながらも絡まりあう現実から、コロニアリズム下の思想運動・歴史認識の構造を分析する。さらに朝鮮半島「解放」後の南北両国家に継承された「帝国の遺産」についても考察。日本・韓国・北朝鮮のナショナリズムを共に批判し、トランスナショナルな空間生成の可能性を問う新たな挑戦。

目次

  • 植民地帝国の知とナショナリズムを再考する
  • 第1部 コロニアル・ナショナリズムの亀裂(反帝国主義の暴力と同時代の暴力批判論;“親日ナショナリズム”の形成・破綻・反復)
  • 第2部 日中戦争期における朝鮮の文化と歴史(「朝鮮学」と「古典復興」;帝国の国民文学と自己植民地化する帝国)
  • 第3部 植民地主義の連環と“世界史”の不/可能性(「東亜協同体」と「多中心の世界」;世界史の不/可能性と「私の運命」)
  • 終章 脱/植民地の公共性と不偏不党なる知

「BOOKデータベース」 より

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