混沌からの表現
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書誌事項
混沌からの表現
(ちくま学芸文庫, [ヤ17-1])
筑摩書房, 2007.6
- タイトル読み
-
コントン カラ ノ ヒョウゲン
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注記
PHP研究所(1977.10)刊のちくま学芸文庫版
内容説明・目次
内容説明
情報化や国際化が一段と進み、文化や文明が本質的な変貌をとげたかのように見える現代。この歴史の曲がり角で日本人は、どのように自らを表現し、生きていけばよいか。世の中の流れの中で立ち止まり、日本の歴史や伝統文化の諸相を見つめ直すところから始めてみよう。「鹿おどし」と「噴水」を比較して日本独自の時間や空間における志向を分析した「水の東西」、自らを正確に分析し適切な自己表現を得ることで真の国際化をめざす「鹿鳴館と神風連のあいだ」など、透徹した思考に支えられた文明批評・日本文化論。高校生にもぜひ読んでもらいたい一冊。
目次
- 第1章 日本の自己表現(自己イメージの分裂;十六世紀は実験室 ほか)
- 第2章 手とイメージ(情報化の歪み;変質する情報 ほか)
- 第3章 都市の復活のために
- 第4章 日本人の心とかたち(無常のリズム;水の東西 ほか)
- 第5章 曲り角で考える(「虚」の国に生きる覚悟;労働から仕事へ ほか)
「BOOKデータベース」 より