少年犯罪厳罰化私はこう考える
著者
書誌事項
少年犯罪厳罰化私はこう考える
(新書y, 174)
洋泉社, 2007.6
- タイトル別名
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少年犯罪厳罰化 : 私はこう考える
- タイトル読み
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ショウネン ハンザイ ゲンバツカ ワタクシ ワ コウ カンガエル
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内容説明・目次
内容説明
厳罰化は少年犯罪を本当に抑止できるのか?犯罪被害者や遺族に対し、十分なケアを保障することにまったく異論はない。ただしそのことと、少年事件の「全体」を冷静に論じることとは別である。本書は、矯正や司法、教育、医療、福祉など、現場の第一線での豊富な実践の経験をもつ書き手が、昨今推し進められる厳罰化の是非にとどまらず、広い見地からの議論を提出しようとしたものである。加害少年は十年後、あるいは二十年後、必ず社会復帰する。そして私たちの隣人となる。どんな隣人となってくれることを私たちは願うか。それが本書の出発点である。
目次
- 第1章 「審判」—少年を裁くということ(少年司法の戻るところ;寝屋川事件と「改正」少年法;「中途半端に理性的」な人間と犯罪抑止力;逆送少年の刑事裁判について)
- 第2章 「処遇」—少年院と少年刑務所はどう違うのか(少年司法厳罰化の現実と矛盾;刑務所内処遇に、少年の更生・再犯防止効果はあるのか)
- 第3章 「更生」—立ち直るために必要なこと(どうすれば「非」を認めることができるのか;少年犯罪という鏡)
- 第4章 「教育と社会」—「少年」の変容、社会の変容(子どもと学校はどう変わったか;Universal Designed Educationとの両輪ではじめて意味のある少年法厳罰化;近代の終わり—少年法への遺制の混淆と新自由主義)
「BOOKデータベース」 より