方言の論理 : 方言にひもとく日本語史
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方言の論理 : 方言にひもとく日本語史
(研究叢書, 364)
和泉書院, 2007.6
- タイトル読み
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ホウゲン ノ ロンリ : ホウゲン ニ ヒモトク ニホンゴシ
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注記
文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
従来、方言研究は、特に記述または記述的研究は、語詞・語彙の流れや発音の異相には敏感であったが、ともすれば表面の現象観察にとどまりがちであった。方言事象の変化事実を指摘しても、なぜそうなのか、そうなったのかについては無頓着であることが少なくなかった。方言事象の分布を問題にしたとしても、分布図だけでは読みきれない世界がある。本書では、この、地域の襞ひだに残る、見落とされた世界の史的残像を掘りおこして、生活の変遷と共に生きた、かつての方言の息づかいに思いを傾けたものである。
目次
- 「れる・られる」敬語の変遷
- 敬語命令形の諸問題
- 動詞否定形の慣用
- 形容詞変遷上の旧形式と新形式
- 疑問表現の特殊慣用形式
- 応答表現小考
- 離別表現の一態
- 断定助動詞の消長
- 接続助詞の年輪
- 方言事象の衰退と転成
- 特殊発音の史的背景
- 方言に生きる古語・特色語
「BOOKデータベース」 より