グラミンフォンという奇跡 : 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換
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グラミンフォンという奇跡 : 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換
英治出版, 2007.7
- タイトル別名
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You can hear me now : how microloans and cell phones are connecting the world's poor to the global economy
グラミンフォンという奇跡 : つながりから始まるグローバル経済の大転換
- タイトル読み
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グラミンフォン トイウ キセキ : ツナガリ カラ ハジマル グローバル ケイザイ ノ ダイテンカン
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内容説明・目次
内容説明
アジア・アフリカの発展途上国で、携帯電話が急速に普及している。その波は、これまで電気すら通っていなかったような地域、1日2ドル未満の所得で生活する「貧困層」の人々にまで及ぶ。携帯電話によって、経済・社会全体がダイナミックに変化しはじめた。情報通信が活発化し、農業も工業もサービス業も一気に発展。アフリカの「貧困層」の人々が、ケータイで買い物をしているのだ!だが、なぜ、そんな「貧しい」人々に、携帯電話が広まったのか?物語は、世界でも最も貧しい国の一つ、バングラデシュから始まる。戦争で荒廃した祖国の発展を夢見る起業家イクバル・カディーアは、バングラデシュでの携帯電話サービス立ち上げを考え、ただ一人、さまざまな企業や投資家に、その夢を説いて回る。彼の夢に共鳴し、協力を申し出たのは、2006年ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行の総裁、ムハマド・ユヌスだった。さらに、ノルウェーの電話会社、ジョージ・ソロスら米国の投資家、日本の総合商社・丸紅、NGO、そして現地の人々…夢は多くの人や企業を巻き込み、「グラミンフォン」が誕生する。その衝撃は、アジア・アフリカ各国に、野火のように広がっている。生活が変わり、ビジネスが生まれ、経済が興り、民主化が進む。「貧困層」として見捨てられてきた、30億人の人々が立ち上がる。世界が、大きく変わり始めた。その全貌をドラマチックに描いた、衝撃と感動の一冊。
目次
- 「外燃機関」となる三つの力—経済成長の原動力とは
- 1 グラミンフォンの物語(「つながる」ことは生産性だ—起業家カディーアの夢と祖国;グラミン銀行と先駆者たち—ユヌス、ピトローダ、アンテナ屋;牛の代わりに携帯電話—新たなパラダイムが見えてきた;投資するのか、しないのか。それが問題だ。—投資を求めて北欧へ;グラミンフォン、誕生—政府・官僚との闘いを超えて;貧相国から世界クラスのプレーヤーへ—雄牛のように突進せよ)
- 2 動き始めた巨大市場(BOPで広がる野火—アジア、アフリカ、三十億人が立ち上がる;時代を一気に飛び越えろ—途上国で加速するMコマース;援助ではなく、ビジネスチャンスを—社会に利益をもたらす「包括的資本主義」;携帯電話を超えて—カディーアとBRACの新たな挑戦;静かなる革命—変貌し続けるバングラデシュ)
「BOOKデータベース」 より