夢の終焉 : ユートピア時代の回顧
著者
書誌事項
夢の終焉 : ユートピア時代の回顧
(りぶらりあ選書)
法政大学出版局, 2007.8
- タイトル別名
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Ende eines Traums : Blick zurück auf das utopische Zeitalter Europas
- タイトル読み
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ユメ ノ シュウエン : ユートピア ジダイ ノ カイコ
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注記
参考文献: 巻末p13-25
邦訳文献: 巻末p26-30
内容説明・目次
内容説明
トマス・モアの『ユートピア』以降の近代ユートピア思想の発展と展開を基軸にしてヨーロッパ文明史を総括的に描き出す。ユートピア思想の最終的な政治的・社会的な体制化として「科学的」社会主義の名のもとに実現された国家体制が1990年前後に脆くも崩壊する現実を目の当たりにし、「幸福で公正な理想社会」をめざしてきた近代ヨーロッパ人の「ひとつの夢」が潰えてしまった過程を、哲学、文学、政治、経済、科学、芸術、音楽等々の膨大な資料からあとづけ、その歴史的意味を検証する。
目次
- ユートピア的なるものの夢の跡
- 焼け落ちたミュンツァーの国
- 神との賭け
- 左右対称
- ルソーとロベスピエール
- パレ・ロワイヤル
- ユートピア的理性の弁証法—ラ・メトリとサド
- 人と超人
- フランケンシュタイン
- ユートピアと狂気
- セルフメイド・マン—クック、シュリーマン、ブルックナー、ロックフェラー
- 取り返し不可能なもの、最後の楽園
- ほほえみの国
- レジュメ 一九九二年
「BOOKデータベース」 より