団塊の肖像 : われらの戦後精神史

書誌事項

団塊の肖像 : われらの戦後精神史

橋本克彦著

(NHKブックス, 1092)

日本放送出版協会, 2007.8

タイトル読み

ダンカイ ノ ショウゾウ : ワレラ ノ センゴ セイシンシ

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注記

関連年表: p241-255

内容説明・目次

内容説明

会社の肩書きを剥奪され、一人の個人として呆然と佇む初老の男たちがいる。団塊よ、勤勉を是とする日本近代の歪みが露呈している今、がむしゃらに走ってきたキミたちは、「何もしない」という勇気を持つべきではないか—食べ物、映画、文学、そして学生運動…戦後60年の世相を、団塊たちの談話をもとにきめ細かく想起し、彼らの自己形成の過程を追いながら、追いつき追い越せの強迫観念から始まった日本近代を総括する。

目次

  • 時の因果律
  • 1 生温かい闇のなかから(誕生と喪失—生まれなかった団塊のこと;墓碑銘としての九条—憲法発布から朝鮮特需へ)
  • 2 豊かさへの全力疾走(フジヤマのトビウオ—ラジオと漫画の黄金時代;「平和の世界をつくるのさ」—ヒーローと戦後民主主義)
  • 3 農村から都市へ、漂流する魂(性とリズムの解放—チャタレイ裁判からモダンジャズへ;怨念の豆単—進学と集団就職のはざまで)
  • 4 ニッポン「富国論」の総括(全共闘は月光仮面である—「正義」をめぐる闘争;「個」として佇む—無為のススメ)

「BOOKデータベース」 より

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