書誌事項

近代文学における源氏物語

千葉俊二編集

(講座源氏物語研究, 第6巻)

おうふう, 2007.8

タイトル別名

近代文学における源氏物語

タイトル読み

キンダイ ブンガク ニ オケル ゲンジ モノガタリ

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注記

監修: 伊井春樹

内容説明・目次

内容説明

近代文学にとって『源氏物語』は何であったか。どうかかわり、どのように享受してきたか。平安朝文学と近代文学の垣根を越えて、「近代文学における源氏物語」の新たな論を展開。

目次

  • 近代文学のなかの『源氏物語』
  • 明治・大正の『源氏物語』—『新訳源氏物語』の誕生をめぐって
  • 『源氏物語』と近代文学の始発—樋口一葉・尾崎紅葉を中心に
  • 源氏物語の復権—折口信夫とその周辺
  • 谷崎潤一郎からの「源氏物語」
  • 灰を寄せ集める—山田孝雄と谷崎潤一郎訳「源氏物語」
  • 「谷崎源氏」の冷ややかさ—『にくまれ口』を手がかりとして
  • 文化システムの中の「谷崎源氏」—その出版戦略をめぐって
  • 「帚木三帖」と『雪国』—川端康成の描く別離と死
  • 戦後作家と源氏物語—ドナルド・キーンを指標として
  • 『源氏物語』の現代語訳と「女流」の領域—戦後の女性作家による現代語訳をめぐって
  • ふたつの「源氏供養」—三島由紀夫の戯曲と橋本治のエッセイをめぐって
  • プルーストの古典と『源氏物語』の近代性

「BOOKデータベース」 より

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