ニッポン天才伝 : 知られざる発明・発見の父たち
著者
書誌事項
ニッポン天才伝 : 知られざる発明・発見の父たち
(朝日選書, 829)
朝日新聞社, 2007.9
- タイトル別名
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ニッポン天才伝 : 知られざる発明発見の父たち
- タイトル読み
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ニッポン テンサイデン : シラレザル ハツメイ ハッケン ノ チチ タチ
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注記
富士通広報誌『飛翔』(1998年1月〜2006年1月)並びにPHP研究所の月刊誌『歴史街道』(2006年8月)に掲載した初出原稿に、大幅に加筆修正を加えたものである。
近代科学史年表: p249-259
主な参考文献: p261-279
内容説明・目次
内容説明
「日本人はオリジナリティーに乏しい」という言葉をよく耳にする。果たして本当なのだろうか?明治以降の科学技術の歴史をひもといてみると、日本人による発明・発見が、生活のいたるところに活かされ、現代社会を支える技術として受け継がれていることがわかる。日本人にオリジナリティーがないのではなく、日本人による多くの画期的な成果を正当に評価せず、歴史に埋もれさせてきたのもまた、日本人だったのではないか。「飛行機の父」「日本のエジソン」「東洋のマルコーニ」「ミスター・トルネード」「胃カメラの父」…。世界に誇れる16人の業績とその歩みを、信頼できる資料をもとに紹介する。
目次
- 化学の父 桜井錠二—百年後の日本をめざした化学者
- アドレナリンの父 高峰譲吉—アメリカンドリームを体現した男
- 酸化酵素の父 吉田彦六郎—ジャパンを研究した日本人
- ビニロンの父 桜田一郎—高分子化学のパイオニア
- 飛行機の父 二宮忠八—ライト兄弟に先駆けた男
- 蓄電池の父 島津源蔵—「日本のエジソン」と謳われた発明王
- 放送の父 安藤博—「東洋のマルコーニ」と言われた天才少年発明家
- 地震学の父 大森房吉—関東大震災に殉じた地震研究の世界的権威
- 天気予報の父 藤原咲平—本邦初のお天気博士
- 竜巻研究の父 藤田哲也—「ミスター・トルネード」と呼ばれた竜巻博士
- ペースメーカーの父 田原淳—心臓が動く謎に挑んだ解剖学者
- 胃カメラの父 杉浦睦夫—胃袋の闇に光を当てた光学技師
- 類体論の父 高木貞治—「数論の神様」と称された現代数学の巨人
- 特殊合金の父 増本量—現代の錬金術師
- 量子統計力学の父 久保亮五—湯川秀樹とノーベル賞を競ったもう一人の天才
- ゲル科学の父 田中豊一—生命の起源に挑んだ五十四年の生涯
「BOOKデータベース」 より