文芸時評 : 現状と本当は恐いその歴史

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文芸時評 : 現状と本当は恐いその歴史

吉岡栄一著

彩流社, 2007.9

タイトル読み

ブンゲイ ジヒョウ : ゲンジョウ ト ホントウ ワ コワイ ソノ レキシ

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内容説明・目次

内容説明

日本独自ともいわれる「文芸時評」の歴史を、明治から平成まで辿り、特定の作品をめぐって、なぜ批評家の間で大きな差異が生じるのかを考察する初の試み。

目次

  • 村上春樹『海辺のカフカ』は、なぜ絶賛と酷評に分かれるのか
  • 再び『海辺のカフカ』をめぐって・テクスト論派の批評原理
  • 渡部直己と〓(すが)秀実の文芸時評・仁義なき毒舌批評
  • 嘆きと怒り・福田和也と中上健次の作品の点数化
  • 文芸時評の起源・明治の森鴎外、高山樗牛、田山花袋、正宗白鳥
  • 大正期の文芸時評・佐藤春夫、広津和郎
  • 戦闘的かつ論争的な小林秀雄の登場
  • 非情さの川端康成と正直さの中村光夫の文芸時評
  • 戦前・戦中・戦後にわたる高見順の文芸時評
  • 平野謙・確かな批評眼で戦後の文芸時評を確立
  • 江藤淳の文芸時評・小島信夫、深沢七郎から田中康夫まで
  • 山本健吉、河上徹太郎、林房雄、大岡昇平の文芸時評
  • 「内部の人間」の秋山駿と「純文学」の奥野健男の文芸時評
  • アカデミックな川上二郎、篠田一士、菅野昭正の文芸時評
  • 文芸時評の革命者・石川淳と丸谷才一の文芸時評
  • 『朝日新聞』の文芸時評・大岡信、井上ひさし、山崎正和、富岡多恵子
  • 斬新な高橋源一郎と大江健三郎、池澤夏樹の文芸時評
  • 柄谷行人、蓮實重彦、筒井康隆、荒川洋治の文芸時評
  • 明治から平成までの文芸時評の特徴と純文学の衰退
  • 客観的な批評は果たして存立するのか

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA83440208
  • ISBN
    • 9784779112904
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    446, 24p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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