恩寵の旅路 : 時の中洲で
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恩寵の旅路 : 時の中洲で
知泉書館, 2007.9
- タイトル読み
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オンチョウ ノ タビジ : トキ ノ ナカス デ
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内容説明・目次
内容説明
若き日にトマスやボナヴェントゥラの研究のため、フランス政府給費留学生として初めてストラスブールの地を踏んでから数十年、多くの研究者や友人、そして市民との出逢いを通して、この地は著者にとり第二の故郷となった。幾たびとなくヨーロッパを訪れ、多くの知人たちの消息から浮かび上がってくる、人生の光と影を見つめながら、今ここでの巡り合わせの中で感じ取られる喜びや悲しみの経験は、生きて在ることの不思議に満ちたものであった。日常生活の中での異文化や他者との触れ合いを通して、ヨーロッパが永きにわたり育み、失ってきたもの、かれらの心の底に息づいている信仰など、時の中洲に立ちどまり折々に紡がれてきた珠玉のエッセー集。
目次
- 1 ストラスブール(イヴォンヌ;おばあさんの赤いいちご ほか)
- 2 世界のどこかで(壁;ほんとうの世界 ほか)
- 3 私の研究(大学紛争のただ中で;一期一会の露風先生 ほか)
- 4 折々に(ジャン・ギャバンの馬と人間の値;じゃが芋の芽 ほか)
「BOOKデータベース」 より