後期物語への多彩な視点
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後期物語への多彩な視点
(稲賀敬二コレクション / 稲賀敬二著, 4)
笠間書院, 2007.10
- タイトル別名
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後期物語への多彩な視点
- タイトル読み
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コウキ モノガタリ エノ タサイナ シテン
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注記
解説: 久下裕利
内容説明・目次
目次
- 序 平安後期物語素描
- 第1部 『寝覚』『浜松』『狭衣』の世界(形式的処理による一つの場合—『寝覚』『浜松』に関して;形式的処理の一死角—『浜松中納言物語』をめぐって;『寝覚』『浜松』の位置—位置づけの前提条件の一考察;『寝覚』『浜松』の表現—その一、髪の描写語彙の相異;平安後期物語の新しさはどこにあるか—『寝覚』執筆時に意図された「新しさ」;後期物語は『源氏物語』の亜流か—「寝覚の広沢の准后」と「源氏の准太上天皇」;『浜松中納言物語』—平安後期文学の作品研究;東宮実仁親王の死は『狭衣物語』を変貌させたか—物語前史としての「源氏のおとど」の物語;堀川関白は幼帝補佐の摂政を経験した—『狭衣物語』の作者の政治史認識)
- 第2部 進化する『堤中納言物語』論(『堤中納言物語』解説(その1);『堤中納言物語』解説(その2)—『堤中納言物語』の成立の謎をとく;『堤中納言物語』解説(その3)—十編の集合とその完成まで;「花桜折る少将」の光遠、季光、光季—勝手な読みの功罪;「逢坂越えぬ権中納言」と「琵琶行」—その作意についての臆説;平安末期物語の遊戯性—短編物語クイズ論;『堤中納言物語』の短編的手法—順・中務・景明;物語の系列化集合論と『堤中納言物語』の段階的形成過程・仮説—道長の時代から頼道の時代へ)
「BOOKデータベース」 より