毒ガス開発の父ハーバー : 愛国心を裏切られた科学者
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毒ガス開発の父ハーバー : 愛国心を裏切られた科学者
(朝日選書, 834)
朝日新聞社, 2007.11
- タイトル読み
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ドクガス カイハツ ノ チチ ハーバー : アイコクシン オ ウラギラレタ カガクシャ
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注記
参考・引用文献: p231-235
内容説明・目次
内容説明
第一次世界大戦下、史上初の毒ガス戦がヨーロッパで繰り広げられていた。ドイツ軍で毒ガス開発の指揮をとったのは、のちにノーベル賞を受賞したユダヤ人科学者フリッツ・ハーバー。友人のアインシュタインからは「君は傑出した科学的才能を大量殺戮のために使っている」と言われていた。自身も科学者であった妻クララは夫の殺人兵器開発に反対し、初めて実戦に使われた1915年に自ら命を絶つ。ドイツの勝利のために狂奔したハーバーだったが、最後には最愛の祖国に裏切られる—。大戦終結前後、ドイツと日本の科学界のあいだに緊密な協力関係が築かれていった。それは、ハーバーと星製薬設立者・星一の、終生つづいた交流の賜物だった。
目次
- 生い立ち
- 挫折と苦闘の日々
- 陽の当たる場所へ
- 空中窒素固定法の成功
- 家庭崩壊の兆し
- 毒ガス戦の先頭に立つ
- 死の抗議と第二のロマンス
- 敗戦と逃亡
- ノーベル賞、星基金、チクロンB
- 海水から金を採取せよ
- 日本訪問
- 報酬は国外追放
- 最愛の国家に裏切られて
「BOOKデータベース」 より