マックス・ヴェーバーの哀しみ : 一生を母親に貪り喰われた男
著者
書誌事項
マックス・ヴェーバーの哀しみ : 一生を母親に貪り喰われた男
(PHP新書, 490)
PHP研究所, 2007.11
- タイトル別名
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マックスヴェーバーの哀しみ : 一生を母親に貪り喰われた男
- タイトル読み
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マックス・ヴェーバー ノ カナシミ : イッショウ オ ハハオヤ ニ ムサボリクワレタ オトコ
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内容説明・目次
内容説明
マックス・ヴェーバーは親に愛された子供とは言い難い。彼は不毛なままに死んでいった。従来、彼の精神疾患の原因は“父親殺し”の反動と理解されてきた。しかし、本書は従来の解釈とは全く異なる観点に立つ。鍵は、そのさなかに書かれた『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の中に隠されている。資料の改竄やでっち上げまでしても書かざるを得なかった『倫理』論文に…。『マックス・ヴェーバーの犯罪』(山本七平賞受賞作)で衝撃をもたらした著者が、文献と想像力を駆使して、大胆かつ繊細に謎を解く。
目次
- 第1章 「職業としての学問」への恐怖(生育史;父母の価値観;母による息子の取り込み;精神疾患;病状;母)
- 第2章 『倫理』論文(プロテスタンティズムに対する隠された貶め;職業人)
- 第3章 エミー(仕事が出来なくなるという予言;何の約束も出来ない男;母の呪縛;母からの禁止;索漠とした勉学;母への取り込まれと父との対立;嫁という立場)
- 終章 哀しい男
「BOOKデータベース」 より