温泉文学論
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温泉文学論
(新潮新書, 243)
新潮社, 2007.12
- タイトル読み
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オンセン ブンガクロン
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注記
テキストと参考文献: p203-206
内容説明・目次
内容説明
幸田露伴が問い、川端康成が追究した「温泉文学」とは何か?夏目漱石、宮澤賢治、志賀直哉…名作には、なぜか温泉地が欠かせない。立ちのぼる湯煙の中に、情愛と別離、偏執と宿意、土俗と自然、生命と無常がにじむ。本をたずさえ、汽車を乗り継ぎ、名湯に首までつかりながら、文豪たちの創作の源泉をさぐる異色の紀行評論。
目次
- 第1章 尾崎紅葉『金色夜叉』—熱海(静岡)
- 第2章 川端康成『雪国』—越後湯沢(新潟)
- 第3章 松本清張『天城越え』—湯ヶ島(静岡)、川端康成『伊豆の踊子』—湯ヶ野(静岡)
- 第4章 宮澤賢治『銀河鉄道の夜』—花巻(岩手)
- 第5章 夏目漱石『満韓ところどころ』—熊岳城・湯崗子(中国)
- 第6章 志賀直哉『城の崎にて』—城崎(兵庫)
- 第7章 藤原審爾『秋津温泉』—奥津(岡山)
- 第8章 中里介山『大菩薩峠』—龍神(和歌山)、白骨(長野)
- 第9章 坂口安吾『黒谷村』—松之山(新潟)
- 第10章 つげ義春『ゲンセンカン主人』—湯宿(群馬)
「BOOKデータベース」 より