書誌事項

北方社会史の視座 : 歴史・文化・生活

長谷川成一, 関根達人, 瀧本壽史編

清文堂出版, 2007.12-2008.5

  • 第1巻
  • 第2巻
  • 第3巻

タイトル別名

北方社会史の視座 : 歴史文化生活

タイトル読み

ホッポウ シャカイシ ノ シザ : レキシ ブンカ セイカツ

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注記

監修: 長谷川成一

文献: 各章末

第2巻の編者: 浪川健治, 佐々木馨

第3巻の編者: 河西英通, 脇野博

収録内容

  • 第1巻: 古代国家の中の北日本 / 渡部育子 [執筆]
  • アイヌ民族との戦いと「北の武士団」 / 工藤大輔 [執筆]
  • 高野山と松前阿吽寺 / 山本隆志 [執筆]
  • 九戸一揆と情報 : 南部利直の上洛をめぐって / 熊谷隆次 [執筆]
  • 近世初期の鉱山開発と「天下之御山」論 : 北日本を中心に / 長谷川成一 [執筆]
  • 蝦夷錦をめぐる社会史 : 青森県内所在の蝦夷錦を通して / 瀧本壽史 [執筆]
  • 出土文字資料から見た北日本の古代社会 / 鐘江宏之 [執筆]
  • 弥生の水田稲作と津軽海峡域 / 福田友之 [執筆]
  • 須恵器の生産と消費(青森県) / 藤原弘明, 佐藤智生, 蔦川貴祥 [執筆]
  • 中世道南の領主と城館 : 城館から見た蠣崎氏の松前進出 / 室野秀文 [執筆]
  • 八幡の館 : 勝山館・浪岡城・根城 / 工藤清泰 [執筆]
  • 北奥中・近世遺跡の竪穴建物跡 : 馬淵川流域の事例から / 佐々木浩一 [執筆]
  • 本州アイヌの生業・習俗と北奥社会 / 関根達人 [執筆]
  • 津軽の近世墓標・過去帳にみる社会階層 / 関根達人, 澁谷悠子 [執筆]
  • 海峡を渡った漆器 : 和人地~北海道~樺太~アムール川下流域まで広がった和製漆器の道 / 北野信彦 [執筆]
  • 第2巻: 豊臣・徳川政権移行期の北奥羽大名 : 慶長年間、南部家の動きを中心に / 千葉一大 [執筆]
  • 蝦夷地における異民族との接触と衝突 : 一七世紀後半の寛文蝦夷蜂起を中心として / 市毛幹幸 [執筆]
  • 北の商人像 / 阿部綾子 [執筆]
  • 消えた松前 : 未発見の津軽領元禄国絵図に関する小考 / 本田伸 [執筆]
  • 後期津軽領の災害対応 / 白石睦弥, 長谷川成一 [執筆]
  • 秋田藩木山方吟味役・賀藤景林家文書の発見 : 東北森林管理局の史料調査から / 加藤衛拡 [執筆]
  • 北羽都市の生活と習俗 : 「秋田風俗絵巻」の世界 / 金森正也 [執筆]
  • 幕末の北奥社会と海峡を渡る女性 : 弘前藩領大光寺組田中村「かん」の場合 / 浪川健治 [執筆]
  • 海を渡った宗教・信仰 : 有珠善光寺を手がかりに / 佐々木馨 [執筆]
  • 北方各藩における儒学の展開 / 中村安宏 [執筆]
  • 弘前藩宝暦改革の主導者乳井貢の思想と実践 / 小島康敬 [執筆]
  • 安藤昌益の思想 : 新発見の「天地象図」から見えてくること / 若尾政希 [執筆]
  • 江差商人・関川平四郎の俳諧活動 / 桜井拓郎 [執筆]
  • 北奥羽地域における神仏分離 : 秋田藩・盛岡藩を中心に / 岩森譲 [執筆]
  • 近代教育の中の洋学受容 : 文明開化を考える一環として / 北原かな子 [執筆]
  • 死亡広告からみた秋田県内の葬儀の変化 : 骨葬を中心に / 丸谷仁美 [執筆]
  • 長部日出雄の文学 : 津軽イタコの方法 / 郭南燕 [執筆]
  • 第3巻: 北緯四〇度の歴史学 : 東アジア世界における北方日本 / 荷見守義 [執筆]
  • 北の自由民権 / 河西英通 [執筆]
  • 北の軍隊を見る地域のまなざし : 郷土軍としての第八師団と大湊要港部 / 荒井悦郎 [執筆]
  • 東北振興のあゆみ : 近代国家と地域開発 / 中園裕 [執筆]
  • 役場文書に見る戦時教育行政 : 学校動員の実態を探る / 中園美穂 [執筆]
  • 北東北の農山村 / 山下祐介 [執筆]
  • 争うネブタの伝承 : 青森県津軽地方のケンカネプタ / 小山隆秀 [執筆]
  • 近世前期津軽地域における漁民像について / 坂本寿夫 [執筆]
  • 北方の森林資源と林業 / 脇野博 [執筆]
  • 金銭出納簿にみる明治初期のハリストス正教会 / 山下須美礼 [執筆]
  • 北日本の鉱山と鉱害 : 秋田県大葛鉱山毒水問題を中心に / 土谷紘子 [執筆]
  • 海峡地域の女性の生活誌 : 地域・家族・手仕事 / 長谷川方子 [執筆]
  • 箱館鯡船の来航と八戸湊の構造 / 渡辺英夫 [執筆]
  • 津軽人と南部人 / 小泉敦 [執筆]
  • サイロを旅する : 北方社会の近代建築 / 二村悟 [執筆]
  • 「医療の社会化」を巡る地域社会の相克 / 川内淳史 [執筆]

内容説明・目次

巻冊次

第1巻 ISBN 9784792406363

内容説明

第一巻では、日本北方史をテーマとした、原始・古代から近世にいたる期間の論文一〇、研究ノート一とコラム四を、歴史分野と考古・物質文化分野の二つのジャンルにまとめて収載している。歴史分野では、古代から近世にいたる地域と国家について、古代国家の北日本地域への展開や夷島における武士団の成長、近世国家による北日本の鉱山支配、蝦夷錦の流通から見た地域形成のあり方などの問題を扱った。考古・物質文化の分野では、原始・古代から近世にいたる遺物や遺跡を中心に課題を設定した。中世城館の変遷と地域権力の形成、本州アイヌの生業・習俗を通じて見た北奥社会、墓標・過去帳による近世津軽の階層分析、アイヌ漆器の北方域への流通など、これらの問題から導き出される北方社会の地域的特徴について明確化を図った。

目次

  • 歴史分野—古代から近世にいたる地域と国家(古代国家の中の北日本;アイヌ民族との戦いと「北の武士団」;近世初期の鉱山開発と「天下之御山」論—北日本を中心に;蝦夷錦をめぐる社会史—青森県内所在の蝦夷錦を通して)
  • 考古・物質文化分野—原始から近世にいたる遺物・遺跡と社会(出土文字資料から見た北日本の古代社会;須恵器の生産と消費(青森県);中世南道の領主と城館—城館から見た蛎崎氏の松前進出;研究ノート・八幡の館—勝山館・浪岡城・根城;本州アイヌの生業・習俗と北奥社会;津軽の近世墓標・過去帳にみる社会階層;海峡を渡った漆器—和人地〜北海道〜樺太〜アムール川下流域まで広がった和製漆器の道)
巻冊次

第2巻 ISBN 9784792406370

内容説明

北日本が生んだ思想・文化と江戸時代の北日本。

目次

  • 歴史分野—近世における地域と国家(豊臣・徳川政権移行期の北奥羽大名—慶長年間、南部家の動きを中心に;蝦夷地における異民族との接触と衝突—一七世紀後半の寛文蝦夷蜂起を中心として;消えた松前—未発見の津軽領元禄国絵図に関する小考;研究ノート 後期津軽領の災害対応;北羽都市の生活と習俗—「秋田風俗絵巻」の世界;幕末の北奥社会と海峡を渡る女性—弘前藩領大光寺組田中村「かん」の場合)
  • 文化分野—地域固有の文化の形成と思想(海を渡った宗教・信仰—有珠善光寺を手がかりに;北方各藩における儒学の展開;弘前藩宝暦改革の主導者乳井貢の思想と実践;安藤昌益の思想—新発見の「天地象図」から見えてくること;北奥羽地域における神仏分離—秋田藩・盛岡藩を中心に;近代教育の中の洋学受容—文明開化を考える一環として;死亡広告からみた秋田県内の葬儀の変化—骨葬を中心に;長部日出雄の文学—津軽イタコの方法)

「BOOKデータベース」 より

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